

毎年発表されるアカデミー賞。数ある受賞作の中から「仕事と恋愛、どっちを優先する?」「安定と夢、どちらを選ぶ?」
そんな悩みを抱える女性におすすめの作品を紹介します!
きっと、あなたの心に寄り添う映画に出会えます。
第89回アカデミー賞(2017年)で監督賞や主演女優賞などを受賞した、夢を追う男女の恋を描いたミュージカルです。
夢と恋愛の間で悩む人におすすめです。
©︎2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
女優という夢のため日々奮闘するミアと、いつか自分の店を持ちたいと願うピアニストのセブは、最初は反発し合いながらも、夢を語り合ううちに惹かれあい、恋に落ちます。しかし、二人はやがて、「二人の未来のために夢を諦めるか」「夢のために別れるか」の選択を迫られます。
思わず「もし自分だったら……」と考えてしまう二択です。二人がどんな選択をしてどんな未来を迎えるか、ぜひ見届けてください。
『ラ・ラ・ランド』は華やかでポップな映画ながら、現代人の悩みに沿ったリアルな物語です。最後に「もしも二人が違う選択をしていたら」がパラレルワールドのように描かれる場面は印象的です。
誰もが一度は想像したことのある「もし違う道を選んだら」が、鮮やかに描写されるのです。それでも、選んだ未来を信じて進む二人に、きっと励まされます。
など
第73回アカデミー賞(2001年)の主演女優賞を受賞した、実話を元にした映画です。
「仕事も家庭もどちらも大切だけど、両立が難しい」そんな悩みを抱える人におすすめです。
© 2000 Universal City Studios, Inc. and Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
エリンは3人の子どもを育てるシングルマザー。生活のために強引に弁護士事務所で働き始めます。
自らの直感と粘り強さで、大企業による環境問題の隠蔽を突き止め、立ち向かう物語です。
仕事が忙しく、帰りが遅くなって子どもに寂しい思いをさせたり、末っ子が初めて言葉を話す時に一緒にいられなかったりと、子どもとのすれ違いに苦しむエリン。子供を預けられず仕事に行けない間に、エリン抜きで仕事の話が進んでいることも。
「母としての自分」と、「仕事を通じて社会に貢献する自分」の間で葛藤する姿に、共感する人も多いでしょう。それでも、エリンはその時にできる精いっぱいの力で戦い続けます。
仕事と家庭の両立に悩む女性は多いもの。エリンの姿は「常に完璧なバランスを求めなくてもいい」「自分を信じて進むことが大切」と教えてくれます。
困難の中でも自分らしく生きる姿に、きっと元気をもらえます。
など
第92回アカデミー賞(2020年)で衣装デザイン賞を受賞した作品で『若草物語』を原作とする映画です。
仲の良い四姉妹が、大人になってそれぞれ現実と直面し、「結婚」「家族の期待」「夢」の間で揺れ動く姿が描かれます。
© 2019 Columbia Pictures Industries, Inc., Monarchy Enterprises S.a r.l. and Regency Entertainment (USA), Inc. All Rights Reserved.
四姉妹の次女・ジョーは、少女の頃に親友の少年から告白されますが、自立した女性として一人で生きていくと心に決めていました。「結婚」ではなく、作家になる「夢」を選ぶのです。
夢に向かって邁進するジョーですが、姉妹が「結婚」や「恋」を選択する姿を見て、一人で頑張り続けることに強い孤独を感じ、苦しみます。
いつも勝ち気なジョーが、思わず母親に弱音を吐いてしまう場面は印象的です。目標や夢に向かって努力しても上手く行かない時に、ひどく孤独に苛まれることって、経験がありませんか。自分で選んだ道だとしても、ジョーのように思わず逃げ出したくなることもあるはずです。
この映画は、自分が選んだ道を「辛い・逃げたい」と思うような経験を決して否定しません。あなたが選ぶ道と、それに伴う苦しみや辛さに、優しく寄り添ってくれる作品です。少しずつ歩み出す勇気をくれるでしょう。
など
第93回アカデミー賞(2021年)にて作品賞・主演女優賞・監督賞を受賞した話題作です。安定した仕事がある一方で「自分の本当にやりたいことは何か」と悩んでいる人や、自分の価値観を見直したい人におすすめです。
©︎2021 20th Century Studios. All rights reserved.
ファーンは夫を亡くし、経済不況により仕事を失い、車上生活をしています。各地で肉体労働をしながら、同じように生活する人たちと助け合って生きています。
彼女には、親切心や心配から「頼って欲しい」と声をかけてくれる知人や姉がいます。あるいは、好意を寄せてくれた男性に「車上生活を辞めて一緒に暮らそう」と誘われます。安定した仕事、安全な家があることが幸せ、というのは多くの人にとって共通の価値観でしょう。
しかし、ファーンは安定した暮らしを選ばず、ノマドとして旅を続けます。彼女が一人で何かを考える姿は「自分らしく生きるとは何か?」という問いを投げかけてきます。
現代に生きる人々はSNSなどの情報に流され、自分の価値観を見失うこともあります。『ノマドランド』は「自分の価値観とは何か?」という問いにじっくり向き合わせてくれるような映画です。
人生の節目で悩んだ時や、軸がぶれそうな時に、自分の価値観の大切さを思い出させてくれるでしょう。
など
夢と現実の間で葛藤している人にとって、それぞれが置かれている状況や悩み、価値観は様々です。映画の登場人物たちの選択が、あなたの選択とは違うこともあるでしょう。
大事なことは、彼らも私たちと同じように悩み、葛藤しながら進んでいるということです。その姿を通して「どんな道を選んでも、前に進む」という勇気を受け取って欲しいです。
あなたの選択に、正解はひとつじゃない。だからこそ、時には映画を通じて自分の気持ちと向き合いながら、少しでも前に進んで行けるよう、筆者は願っています。