
数々の日本の傑作漫画を生み出した、手塚治虫※。現代の漫画やアニメーションにも影響を与えた名作『火の鳥』をフィーチャーした展覧会が、東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー展望台)にて開催される。
※ 「塚」:正式な表記は、旧字体の「塚」(本記事では新字体「塚」で表記)
『火の鳥』は「その血を飲んだものは永遠の命を得る」という伝説の鳥“火の鳥”を追い求める人々を描く長編漫画だ。永遠に生きる“火の鳥”をシンボルとして「生と死」や「輪廻転生」といった壮大な世界観が描かれている。
手塚自身が「ライフワーク」と位置づけて描いた本作を、雑誌『COM』に掲載された「黎明編」から「太陽編」までの主要12編を中心に読み解いていく。
本展示会は、分子生物学者であり、作家の福岡伸一氏が企画・監修を務める。
福岡氏は自身の研究で、生物の活動を「動的平衡(どうてきへいこう)」と定義した。これは「絶え間なく動き、入れ替わりながらも全体として恒常性が保たれていること」を指している。
“火の鳥”の世界観を、生と死が永遠に繰り返される動的平衡になぞらえた、福岡氏による『火の鳥』の考察は必見だ。
本展覧会では、手塚の直筆原稿やアニメグラフィックスなど、約800点にのぼる関連資料を展示する。直筆原稿がずらりと並んだ展示室は、その迫力を持って見る者に語りかけてくるだろう。
福岡氏と現代美術家・横尾忠則氏が『火の鳥』について対談を行う映像など、今回の展示でしか見ることのできない貴重な資料も数多く展示される。
『火の鳥』が持つ作品の面白さだけでなく、作品で描かれる「生と死」という壮大なテーマについて考えるきっかけを与えてくれるに違いない。
「火の鳥」展ミュージアムショップでは、本展覧会オリジナルの『火の鳥』オリジナルグッズが企画・販売される。
ホログラムステッカー(3種類) 各605円
板マグネット(3種類) 各440円
他、本展覧会の内容を網羅した公式ガイドブック『火の鳥公式ガイドブック』(1,650円)の販売も決定している。
順次更新される情報は、展覧会公式Webサイトをチェックいただきたい。
手塚治虫不朽の名作『火の鳥』。時代を超えて繰り広げられる、壮大なストーリーを楽しみながら、この春は「生きるとは」という根源的な問いについて考えてみるのはいかがだろうか。
展覧会名:
手塚治虫「火の鳥」展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-
会期:
2025年3月7日(金)~ 5月25日(日)
会場:
東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー)
開館時間:
10:00~22:00(最終入館21:00)
入場料(税込):
当日券[平日]
一般 2,300円 高校・大学生 1,700円 4歳~中学生 800円 65歳以上 2,000円
当日券[土・日・休日]
一般 2,500円 高校・大学生 1,800円 4歳~中学生 900円 65歳以上 2,200円
※東京シティビュー(展望台)の入館券では入場できないエリアあり・会場で追加券を購入すると、すべてのエリアに入場可能
追加券(全日)
一般 500円 高校・大学生 500円 4歳~中学生 無料 65歳以上 500円
展覧会ウェブサイト:
https://hinotori-ex.roppongihills.com/
公式SNS
X:https://x.com/HINOTORIex
本展覧会に関するお問い合わせ先:
東京シティビュー、森アーツセンターギャラリー
Tel:03-6406-6652(10:00〜20:00)