2025年大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』放送開始！

2025年1月5日（日）20:00から、NHK総合テレビで大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺（つたじゅうえいがのゆめばなし）〜』がスタート！

あらすじ

（出典：NHK出版）

主人公は日本のポップカルチャーの礎を築き、当時の江戸幕府に疎まれながらも面白さを追求し続けた「蔦重（つたじゅう）」こと蔦屋重三郎（つたやじゅうざぶろう）。

18世紀半ば・大都市となった江戸。日本有数の遊郭として知られる吉原に、蔦重は生を受けた。成長した蔦重は貸本屋を営みながら、書籍の編集・出版業である「版元（はんもと）として名を馳せていく。

蔦重が活躍したのは、商いをより重視した田沼意次（たぬまおきつぐ）の治世。統制のない自由な思想のもと、多彩な庶民の文化が花開いた時期だった。蔦重は浮世絵師・喜多川歌麿や作家・曲亭（滝沢）馬琴など、若き才能を次々と見い出していく。

田沼の失脚後は、松平定信（まつだいらさだのぶ）が権力を握った。松平は天災や飢餓で火の車になっていた幕府を、質素・倹約により立て直す。それゆえに、派手で幕府への風刺が効いている蔦重が手がけた作品たちが、いずれも窮地に陥る。

当然、出版元である蔦重は大ピンチ。それでも、蔦重は権力に立ち向かい……。

見どころ

フレッシュな若手キャストと脇を固めるベテラン役者陣

蔦重を演じるのは、映画やドラマなどで活躍する横浜流星。映画『アキラとあきら』『パレード』『正体』など、多くの注目作に出演しているが、大河ドラマへの出演は、意外にも初めて。

蔦重に挿絵の仕事を任され、浮世絵師として大成していく喜多川歌麿役は染谷将太。蔦重を慕う吉原の花魁・誰袖（たがそで）には福原遥が扮する。
当時の華やかな町人文化を支えた時の権力者・田沼意次に渡辺謙など、大河ドラマらしい強力な俳優陣が作品を支える。

今後のキャスト発表にも注目したい。

華やかな江戸を創り出すクリエイターたち

本作の脚本を務めるのは、森下佳子。ドラマ『JIN -仁-』（2009年・2011年）『義母と娘のブルース』（2018年他）などのヒット作で知られる。大河ドラマを手がけるのは『おんな城主直虎』（2017年）以来2回目となる。
劇中の音楽はジョン・グラムが担当する。大河ドラマ『麒麟がくる』（2020年）の重厚なテーマ曲が思い出される。脚本の森下と同様に、大河ドラマに携わるのは2回目。

番組を統括するプロデューサーは『麒麟がくる』チーフプロデューサー・大原拓をはじめとして、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』（2021年）を担当した深川貴志などが担当する。

今作は江戸の花街・吉原が舞台とあって、花魁のきらびやかな衣装や、にぎやかな街並みの再現、そして蔦重の手がける本の挿絵となる浮世絵の描写など、時代の再現には期待がかかる。

さらなる情報解禁が待たれる。

放送予定

2025年1月5日（日）スタート（初回放送は15分拡大）
NHK総合毎週日曜 20:00 / 再放送翌週土曜 13:05
NHKBS 毎週日曜 18:00
NHKBSP4K 毎週日曜 12:15 / 再放送日曜 18:00

出演

横浜流星（蔦屋重三郎役）
安田顕（平賀源内役）
小芝風花（花の井（五代目瀬川）役）
宮沢氷魚（田沼意知役）
染谷将太（喜多川歌麿役）
渡辺謙（田沼意次役）他

制作

脚本
森下佳子

音楽
ジョン・グラム

制作統括
藤並英樹・石村将太
プロデューサー
松田恭典・藤原敬久・積田有希
演出
大原拓・深川貴志・小谷高義・新田真三・大嶋慧介