日本のテレビドラマの変遷~歴史から時代を読み取る~【後編】

日本のテレビドラマの変遷~歴史から時代を読み取る~【後編】

令和の人気ドラマタイトル一覧

平成の終わりから2019年の令和の始まり頃には、ジャンルの多様化だけでなく、すでに漫画や小説の実写化作品が目立ちます。
また、SNSやインターネットの影響を大きく受けて日本だけでなく世界の流れを取り入れた点が共通しています。

そもそも令和に入ると、平均視聴者層も40代と上がり、若年層はテレビよりもスマホやタブレットで配信を楽しむのが”普通”になりました。
そのため現在のテレビドラマは、TVerなどの配信サービスやSNSを最大限に活用することで今後の生き残りをかけ試行錯誤している最中です。

今後の日本のテレビドラマ存続の足がかりとなるのは、テレビドラマの歴史を振り返ってみるとごく一般的な日常を切り取った作品なのではないでしょうか?

令和の人気ドラマタイトル一覧

【1970年代】「黄金期」と呼ばれたテレビドラマたち|必見懐かしい昭和ドラマランキング

1970年代のテレビドラマ界は「黄金期」と呼ばれています。
90%以上の家庭に白黒テレビがあり、さらにカラーテレビの普及も加速し、夕食時になると家族そろってドラマを観るのが当たり前だったからです。

ここでは、1970年当時にお茶の間を沸かせたテレビドラマを、最高視聴率ランキングでご紹介します。
日本のテレビドラマの名作と呼ばれる作品ばかりなので、ぜひ一度観てみてください!

【1970年代】「黄金期」と呼ばれたテレビドラマたち|必見懐かしい昭和ドラマランキング

【2023年】「米国テレビドラマの黄金期」の終わりが日本で意味すること

2024年2月のロイター通信発の『‘Peaked TV’: US scripted shows dropped in 2023』によると、アメリカ(ハリウッド)のテレビドラマの黄金期(Peak TV)は2023年を境に大幅に収縮していることがわかりました。

アメリカのテレビシリーズ制作数は予算削減やストライキを受け、2022年から2023年の間に152本も減少しています。
このようなアメリカ国内での変化は、日本のテレビドラマ界にも影響を及ぼし、配信サービスの台頭によるテレビ離れというマイナスな状況を作り出しています。

しかし、アメリカの配信サービスにおけるドラマ制作において日本のチャンスとも言えるプラスの流れがあることにも注目してみてはいかがでしょうか?Netflixでの実写版『ワンピース』などを代表とした、非英語タイトル作品が追い上げを見せている点です。

日本のテレビドラマの今後は、日本国内のみならず国外への輸出も意識した制作がキーとなるのかもしれません。

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