今回はインド映画紹介しちゃいます!
最近で言うと2018年にちょっとした狂信的なブームを巻き起こした『バーフバリ』シリーズの監督最新作『RRR』が日本に上陸しました。
ずばりすこーし上映時間が長く、感情を歌って踊って体全体で表現する映画です!⭐︎
もちろん、いろんなジャンルはありますが基本わかりやすいストーリーにアクション、コメディなどの派手で豪華な作品ばかりです。
基本的に上映時間が3時間以上ありで、インターバルという感じで休憩があるのも特徴です。
日本はインターバルがあっても休憩はないので…そのまま観ることにはなります(笑)。
ダンスと歌が多い理由は、多国籍で多くの言語があるインドではストーリーや主人公の感情表現などを、わかりやすく伝えるために取り入られているようです。
『バーフバリ』は『伝説誕生』と『王の凱旋』の二部作です。
日本でインド映画というとりあえずこの作品でしょ! というほど有名で、そして映画好きの間では狂信的な人気を誇っています。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のような映画で、出発点から到着を目指しひたすら駆け抜けるような作品。ゴールが明快でわかりやすい作品です。
その道中で、主人公は自分を知り愛する人を見つけて成長していきます。
作中は圧倒的な筋肉とありえないほどパワフルなアクションが展開されます。天を突き抜けるような高さの滝をよじ登るシーンで、水に滴る筋肉なんかは注目ポイントです(笑)。
またインド映画ならではの男女の歌とダンスも盛り沢山なので、はじめてのインド映画にするにはもってこい作品です!
こちらは『バーフバリ』と打って変わって、現代をテーマにしたコメディ映画です。
公開当時の2013年のインド映画歴代興行収入1位を記録したほどの大ヒット映画で、インドの工科大学に集まった3人の同級生がメインとなり、インドの教育思想であるいい大学にって就職しないといけないという社会に対する疑問を投げかけながらも青春を謳歌します。基本は青春映画なのでテンポよくクスッと笑える展開で進んでいきますが、若者の自殺率の高さに言及するようなシーンもあり、ただコメディだけでは終わらない深みのある作品です。
そしてこの映画ももちろん、歌とダンスがあります!
邦題タイトルにもなっている『きっと、うまくいく』を英語にすると「All is Well」ですが、インドのなまりの英語によって「Aal Izz Well」というきこえるそうです。こそれをそのまま生かして作中とメインテーマとして『Aal Izz Well』という曲にあわせて、軽快なステップで中毒性の高いダンスが披露されます!
舞台は1920年代の英国植民地時代のインドです。
同じ村のさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビームと大義のため英国政府の警察となるラーマのダブル主人公で話が進んでいきます。出会うはずのなかった2人が出会い、運命が動き出します。
己の信念と目的を守るために対立するしかない、2人の葛藤ともどかしいさが痛いほど伝わります。最後に彼らが選択するその先とは…!
こちらのダンスシーンは、大人数でというよりも主人公の2人がみせる早送りなのか! というほどの息のあったダンスが見どころです。口ずさみたくなる「ナートゥ」という単語は、ぜひ観て体感してください。
また『ナートゥ・ナートゥ』は米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された第95回アカデミー賞にて、最優秀歌曲賞を受賞しました。
最近はインド映画もネット配信サービスにも参入しているので、ちょっとずつ鑑賞することもできます。
きっと新しい世界がひらけることは間違いなしです!