<あらすじ紹介>
婚約者と一緒にパリを訪れた米国人男性が、一人で深夜の街を歩くうち、1920年代の世界に迷い込む。そして、ヘミングウェイやピカソら、当時のパリに集っていた天才的な芸術家たちに出会う。その夜から、彼は現在と1920年代を行き来し、新たな恋の悩みも抱えることになるロマンティックコメディー。
『ミッドナイト・イン・パリ』は、現代と過去が交錯するユニークな物語です。
「隣の芝生は青い。」まさにこの言葉が相応しい映画ではないかと思います。いつの時代の人間も不確実な未来よりも過去に実際にあった時代に憧れを抱きます。そんな人々の夢を叶えてくれるのがこの一作。当時のパリの有名人達と出会えてしまうなんてまさに夢の映画ですよね!
またパリの美しい景色や、1920年代の華やかな文化が生き生きと描かれており、なんと言っても前編通して流れる音楽がおしゃれで素晴らしいです!
© Wim Wenders Stiftung – Argos Films 2014
<あらすじ紹介>
4年前に妻子を捨てて失踪した兄トラヴィスが“テキサスの砂漠で見つかった”と連絡を受けた弟ウォルトは、兄を引き取りLAに戻る。息子ハンターと再会したトラヴィスは、弟の妻アンから、トラヴィスの妻ジェーンから息子宛に送金があると知らされる。トラヴィスは息子と共に、彼は失われた過去と向き合うためパリへ向かうこととなる。
カンヌ映画祭パルム・ドールを受賞したロードムービーの名篇で有名な本作。題名はテキサス州に実在するパリスという町の名から命名されています。
実際のパリが舞台ではないものの、映画全体に漂うノスタルジックな雰囲気や、キャラクターの内面の葛藤が深く描かれており、観客を惹きつけて離しません。映像美と、トラヴィスの心の旅が見事に融合し、観る者の心に深い印象を残す作品です!
©️紀伊國屋書店
<あらすじ紹介>
パリの下町で働くアルベールは、美女・ポーラに一目惚れ。ポーラは街の顔役・フレッドに惹かれたが、彼に愛人がいると知り失望、アルベールの家に居候する。アルベールはポーラに夢中になるが、無実の罪で留置中に、彼の親友とポーラが恋仲になり…。(U-NEXT引用)
「パリの屋根の下」(Sous les toits de Paris)は、1930年にルネ・クレールによって監督されたフランストーキー映画です。パリの庶民の生活を描いたロマンティック・コメディです。
トーキー映画とは無声映画のことですが、登場人物たちの大きな身振りでサイレント的な美学を貫きながら、下町情緒豊かなパリの情景を精巧なセットで再現して庶民の生活を映し出す。主題歌のシャンソンも大ヒットしました。またパリの街並みや屋根の上から見える風景は、観る者を引き込み、当時のパリの雰囲気を感じさせてくれます。古き良き映画を楽しみたい方は必見です。
こちらはU-NEXTで見ることができます!
以上、パリを舞台にした3作品を紹介させていただきました。どれかひとつでも興味が惹かれるものはありましたでしょうか?ぜひ夏休みに観てパリ気分に浸ってくださいね!