音楽フェスが大好きなそこのあなた。洋楽を好んで聞く方であれば特に、海外と日本の音楽フェスには何か違いがあるのか、気になりますよね。
この記事では海外と日本それぞれの音楽フェスの特徴や違いについて紹介します。また、「海外の音楽フェスにチャレンジしてみたい」と思った方向けに、海外の音楽フェスに参加する方法も紹介しています!
まずは、海外のフェスに参加したことのある日本人や、日本のフェスに訪れた外国人の声から、海外と日本のフェスの違いや驚いたことなどを紹介します。
日本のフェスに訪れた外国人は、屋台の多さや日本人の食へのこだわりに驚くそうです。外国人からは以下のような声があがっていました。
(出典:なんでコレが実現するの!? 外国人が日本の夏フェスにショックを受けた理由)
海外のフェスではグルメは最低限に、音楽フェスはあくまでも音楽を楽しむものという価値観が根付いているようです。一方で、日本のフェスでは音楽とともに食べたり飲んだりしながら、会場の雰囲気を楽しみたいという価値観が浸透している印象です。
さらに、日本のフェスで外国人が驚いた点に、ファッションにもこだわっているという声がありました。
海外の野外フェスでは基本的に、地味なTシャツにジーンズや短パンなど、ファッションよりも快適性を重視している方が多いそうです。一方で、日本人はカラフルな服装でメイクにもこだわり、音楽とともにファッションも楽しむ方が増えています。
日本では雑誌でも夏フェスファッションの特集が組まれるなど、夏フェスをファッションとともに楽しむのがトレンドです。日本人は外国人に比べて「周りの人に合わせたい」という同調意識が強いため、周りがおしゃれをしていると、つい自分もファッションに力を入れたくなってしまうのかもしれません。
日本のフェスを訪れた外国人からは「置きっぱなしにされている椅子がたくさんある」ことに対する驚きの声も聞かれました。海外でそのようなことをすると、すぐに盗まれてしまうために驚いたそうです。
また、海外のフェスでは持ち物検査が日本よりも厳しい傾向があります。飲食物の持ち込みも禁止とされている場合が多いようですが、これも治安の悪さが原因です。
さらに、海外のフェスではドラッグの使用が蔓延しています。驚くことに大麻使用が合法の国では、ステージ上でアーティストがパフォーマンス中に大麻を吸っていることもあるそうです。日本では考えられない光景ですね。
海外の音楽フェスの中には、音楽とともにアートを楽しめるものも多くあります。
例えば、世界のフェス格付け『FESTIVAL 250』で1位を獲得したこともあるアメリカの『コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル』では、巨大な彫刻やアート作品などがいくつも設置され、目でも楽しめるのが魅力です。
さらに、ベルギーで開催される『トゥモローランド』では、毎年ステージセットの豪華さが話題となります。広大な公園内に幻想的なモニュメントやオブジェが多数設置され、おとぎ話のような世界観に引き込まれます。
アメリカの『エレクトリック デイジー カーニバル』では、移動式遊園地のように数々のアトラクションが設置されることが特徴。観覧車やゴーカートなども用意され、童心にかえって、音楽とともに遊園地のアトラクションを楽しめます。
日本とはかなり異なる「海外の音楽フェスにチャレンジしてみたい」と思いませんか?海外の音楽フェスにチャレンジする方法を2つ紹介します。
旅行代理店が提供しているフェスへの参加を目的としたツアーであれば、初めてでも安心して海外のフェスに参加できます。チケットやホテル、移動手段なども全て旅行会社が手配してくれるため、現地の言葉が話せなくても問題ありません。
参加するフェスの情報収集、チケットの確保、ホテルや航空券の手配など、全て自力で行わなければいけないので、少しハードルが高いかもしれませんね。フェスの公式サイトも当然現地の言葉で書かれています。
海外旅行に慣れている方や、英語に強い方であれば英語圏のフェスにチャレンジしてみるのも良いでしょう。自分1人では不安な方は、海外旅行に慣れている友人を誘ってみてはいかがでしょうか。
海外と日本の音楽フェスには、いくつかの違いがあることが分かりました。日本のフェスに訪れている外国人はこのようなことに驚くのか、と知っていると、今後フェスに参加する際におもしろく感じるかもしれませんね。
また、実際に自分が海外のフェスにチャレンジすることになったら、紹介した内容以外にもさまざまな文化の違いを感じるかもしれません。ショッキングな経験もするかもしれませんが、海外のフェスを訪れて現地の臨場感を味わうことは、きっと最高の経験になること間違えなしです!