アイドルとアーティストの違いを 5つ調べてみた

アイドルとアーティスト

アイドルとアーティストの違いは何でしょうか?とくにここ最近、K-POPアイドルの進出でこのふたつの違いがますます曖昧になってますよね。

そこで、今回はそもそものアイドルとアーティストの違いを調べてみました!

 

違い①:用語

まずは豆知識から!

アイドルは、辞書によると偶像を意味します。熱狂的なファンがおり、どこか現実味のない憧れの的とされるのが一般的です。

一方でアーティストを翻訳すると芸術家!しかし、日本では下記などをかっこよく表現した言葉で定着しています。

 

 

ドラマの主題歌のように世間に求められ作品を作る場合もありますが、表現したい曲を創作しアウトプットするので比較的自由度が高いのが通説のようです。

 

違い②:売り出し方

通アイドルは「自分」を、アーティスト「楽曲」を売りにするのが特徴。

アイドルは自分自身の見た目や一番の魅力をアピールしますが、アーティストは楽曲や音楽作品を打ち出し活動します。

アイドルはファンありきの人気商売で、周囲が求めるキャラクターや自分が武器だと感じる部分を誇張しプロデュースする面があります。

また一般的に握手会やサイン会などのイベントやライブで、ファンを獲得していき、彼らの力で押し上げてもらうことが一般的です。

自分を売り出すことが大事なため、楽曲についてはそのアイドルをプロデュースするものに一任されています。もちろん楽曲が出たとしても、どのパートを誰が歌うかも基本的には自身に決定権はありません。

 

(出典:BANGTANTV

 

2022年6月14日アイドルグループBTSが自身の公式YouTubeチャンネルBANGTANTV(2024年6月現在登録者数7810万人)で一時活動休止を発表しました。

そのとき、メンバーのSUGAさんはデビュー後、面白いと思いながら仕事をしたことはないと話しています。

アーティストとは違い、アイドルは100%自分が理想とする活動ができないというのは苦しいのかもしれません。

しかし、周囲に元気や勇気をもたらし励ましてくれるアイドルは立派な職業です。自分自身のアイドル道を邁進し、時には難しい曲や歌、ダンスに挑戦する場合もあります。

恐らく雑誌のインタビューで彼・彼女らの考えや人間性などのパーソナルな部分に触れ、共感していくのでしょう。

アイドルだった子が卒業を機に、アーティストとして活動することもありますが、もしかするとアイドル時代に果たせなかった部分をアーティストになって、もう一度チャレンジしたいと思うのかもしれませんね。

 

一方で、前述したようにアーティストにとってなにより大事なものは自分が作り出す作品である「楽曲」アーティストは内側から込み上げてくるものをもとに、作品に命を吹き込む存在で自分は二の次。

2020年に『うっせぇわ』でメジャーデビューしたAdoさんのように、顔出しをしない匿名アーティストが活躍しているのも何よりの証拠!

(出典:AdoYouTubeチャンネル

もちろんファンは大切な存在ですが、彼らの意見によって楽曲や自身の動きは基本存在にあまり左右されません。楽曲や歌で勝負できる自信があるからだと解釈しています。

そのため、作詞作曲や次にどんな楽曲を出すのか、そしてアルバムに収録される楽曲の決定権などはアーティストが持っています。アーティストにつくファンはほとんどの場合が「楽曲を聴いてよかったから」などファンの獲得の入り口は彼らが作り出す楽曲にあり、自分自身がプロデューサーといえます。

しかしK-POPアイドルのようにアーティスト並みの楽曲や音楽作品提供をする人もおり、明確な線引きは難しいと考えています。

違い③:デビュー時のクオリティー

アイドル、特に日本におけるアイドルは成長過程を楽しむこともファンにとって大事な要素になります。デビュー時にはまだ未完成だった彼らが、年々歌やダンスが上手くなっていく…その過程を楽しみ見守ってもらえます。

例えば『モーニング娘。』に11年間在籍した道重さゆみさんはキュートなルックスを持ちながら、お世辞にも歌が上手いとはいえないメンバーでした。

本人も当初歌に音程があるとは知らず、気持ちを込めて発すれば良いと思っていたそうです。(かわいいですね!)

しかし、長い活動期間の経て、卒業コンサートでオーディション時の課題曲『赤いフリージア』を歌い成長ぶりにファンを感動させています。

歌唱力に難のあった道重さんが頑張ったのは、一目瞭然!

つまり結果のみではなく、途中の努力まで魅力的に感じ応援してもらいやすいと推測します。

 

一方、アーティストは最初からある程度の質や才能を求められる傾向です。

歌が下手、楽曲が良くない場合は通常勝負できません。

 

違い④:世間からの評価

悲しいことにアイドルはアーティストより、全体的な世間の評価は低く見積もられがちと踏んでいます。アイドルで活躍する子でも「アーティストを目指したが落ちたので、アイドルになった」など発言されたり、世間的にもなんとなくアーティストのほうがアイドルよりすごい!など比較発言が見られます。

しかしアイドルとアーティストには先に述べたように違いがあり、全くの別物です。異なるものを出してどちらが優れている、劣っていると区別はつけられません。

 

違い⑤:恋愛

アイドルの場合夢を売る仕事で、リアルな恋愛は基本NGという解釈です。特に脂が乗った時期に好きなメンバーに熱愛報道がされると、大騒ぎ!匂わせを目ざとく見つけ、避難したり不快に思ったりする熱狂的なファンもいます。

一方でアーティストはファンが楽曲を愛していることが多いので、疑似恋愛対象に見られづらく、彼氏や彼女の存在は応援の妨げにならないのがセオリーです。

 

まとめ

アイドルとアーティスト、それぞれ売り出し方や楽しみ方が違いますが、双方とても魅力あります。ぜひ、あなたも押しアイドルや推しアーティストをみつけてみてくださいね!

 

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