臨場感たっぷり!!『BLUE GIANT』が凄すぎる!

BLUE GIANT

みなさん、音楽漫画の中で大好きな作品はありますか?
筆者は断然『BLUE GIANT』です!本作シリーズ累計840万部突破の大人気ジャズ漫画で、なんと2023年に映画化もしております!ということで、そんな大人気漫画の魅力をご紹介していきます!

 

『BLUE GIANT』

(c)石塚真一/小学館

ジャズに心打たれた高校3年生の宮本大は、川原でサックスを独り吹き続けている。雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。
無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。(Amazon引用)

 

※以下、ネタバレ注意※

『BLUE GIANT』の1番の魅力を感じるのは、なんと言っても「演奏の表現」!実は筆者、ピアノを少々嗜んだ事があるので本作を読む前は「音楽関連の漫画って目からのみの情報で楽しめるのだろうか?」と思っておりました…。

しかし、読んで感想は一変です!

絵だけでこんなにも頭の中で、音が想像出来る事に鳥肌が立ちました。

さらに本作は他の音楽漫画と一線を画しています。一般的な音楽漫画は演奏シーンを描く際に「♪」マークや「ポロロン」「ジャカジャカ」など文字や→を使って表現しますよね?しかし本作の演奏シーンは描写のみで擬音も♪のマークもほぼ皆無。(本作をみなさん、気づいてましたか⁉️)にもかかわらず作中で主人公の大(だい)が感じている「ジャズは激しい音楽」というのがとんでもなく伝わるのです。

もちろん作中には他のキャラクター達の演奏シーンもたくさんあります。その演奏を聞いた主人公の大が感じたままの気持ちや描写が克明に描かれるので、まるで、そこにいるような気分になります!

ストーリーの面白さだけでなく、なかなか普段では触れる機会のないジャズの知識も知ることができ、思わず「へぇ~」と言葉が出てしまいます。

 

本作のもうひとつの魅力は「言葉の表現」は秀逸なことです。ここぞ、というシーンで使われる表現がたまりません!
主人公の大と組んでいる凄腕ともてはやされたピアノ担当の雪祈(ゆきのり)があるライブハウスのオーナーにかけられた

 

「内臓をひっくり返す程の演奏が、君には出来ているのか?」

 

この言葉にハッ!っとしてしまいました。

 

自分は内臓をひっくり返すほど、毎日を懸命に生きてるのだろうか…と。

 

『BLUE GAIANT』はそんなハッとさせられたり、胸を熱くするようなセリフや表現がたくさん散りばめられてます。なんとなく、日々を生きてて熱くなるような何かが最近ないな…と思っていたら、ぜひ本作を手に取ってみてくださいね!

 

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